原新監督が語ったG再建のカギ「“巨人軍”でないといけない。“個人軍”ではいけない」

[ 2018年10月24日 05:30 ]

巨人・原新監督(撮影・吉田 剛)
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 【巨人・原新監督に聞く】 ――この3年間の巨人はどう映っていたのか?

 「いいイメージしかありません。若い選手が出てきた。結果的に数字の部分では悔しい結果になりましたが、いいものを残してくれた」

 ――3度目の監督就任となる。

 「私はまず、原点に戻る。背番号も監督1年目に83番を背負いました。はつらつと希望に満ち、ユニホームを着て監督として戦いたい」

 ――1軍コーチ陣は新任も多く、フレッシュな顔ぶれとなった。

 「時間はあまりなかったですが、特に1軍のスタッフは私自身が声を掛けた。その中で“よし、私はやる”と快く引き受けてくれた。その強さを非常に感じています」

 ――来季戦う中で大事になっていくことは?

 「まず戦うチーム。目標を定めたチームが一番大事。ジャイアンツはチームが勝つこと、これが最大の目標であり目的。そのメンバーに値する選手は誰なのか。言葉は適切ではないかもしれませんが、やはり“巨人軍”でないといけない。“個人軍”ではいけない。束ねられる力を見極め、誰と戦っていくのか観察したい」

 ――2軍、3軍のコーチ陣は分けず、ファームスタッフとくくった。

 「チームというのは一つ。2軍、あるいは3軍というチームではない。監督は置きますが、ある種シャッフルしながら、いかに1軍に戦力として選手を送り出すか。コーチの中でも競争しあうことも必要だと思った」

 ――4年連続で優勝を逃した現状を、どのように打破していくのか?

 「今年はぶっちぎりでカープが優勝した。しかし来年は全く横一線からスタートできる。少し離れて野球を見て、また違った目線でチームを把握することをしっかりとやりたい」

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