横浜指揮官、前年王者・花咲徳栄の執念9回猛追に「敬意を表したい」

[ 2018年8月14日 17:37 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第10日・2回戦   横浜8―6花咲徳栄 ( 2018年8月14日    甲子園 )

<花咲徳栄・横浜>花咲徳栄の猛追を振り切って3回戦進出を決め、喜ぶ横浜ナイン(撮影・北條 貴史)
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 第100回全国高校野球選手権大会第10日は14日、甲子園球場で2回戦の3試合が行われ、第3試合では横浜(南神奈川)が8―6で花咲徳栄(北埼玉)に勝利し3回戦に進出した。先発した2年生左腕の及川(およかわ)が7回途中まで粘投。9回に3番手の2年生右腕・黒須が2点差まで追い上げられたが逃げ切った。

 8―4と4点差で迎えた9回。黒須が1死満塁のピンチを招くと、相手エース兼4番の野村にヘッドスライディング内野安打を許し3点差。次打者を一邪飛で2死としたが、倉持に押し出し死球を与え2点差に詰め寄られた。一打同点、逆転のピンチとなったが最後は井上を三振に仕留めリードを守り抜いた。

 平田監督は試合後のインタビュー冒頭で「やはり楽な展開はありえないと思っていた。終盤の粘り、改めて去年の優勝も含めて花咲徳栄高校に敬意を表したい」と前年王者を称えた。

 9回大ピンチの場面には「腹をくくるしかない状況だったので、選手たちには縮こまらないで思い切ってやってほしいと思っていた。最後の球も黒須がよく腕を振ってくれた。試合前から必ずお前の出番があるぞと話していた。インコースを突かないと絶対に抑えこめないと伝えていて、死球はあったが、最後までひるまずに内角を強気に攻めてくれた。捕手の角田もよくやった」と重圧に耐えてリードを守ったバッテリーをねぎらった。

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