山田哲 日本球界初40本塁打&40盗塁へ加速 3度目トリプルスリーも射程圏

[ 2018年8月14日 09:30 ]

ヤクルトの山田哲
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 3度目となるトリプルスリー(3割30本塁打30盗塁)を完全に射程圏に捉えているヤクルト・山田哲人内野手(26)。球宴以降も4試合連続本塁打をマークするなど好調で、一段上のレベルの偉業達成が夢ではなくなってきた。 (記録課・八田 朝尊)

 日本でのトリプルスリー達成者は山田哲を含め過去10人。山田哲は今季ここまで打率・318、28本塁打、26盗塁。今季は残り45試合あり30本塁打と30盗塁のクリアは確実。打率もあと200打数あると仮定すると、54安打の・270で3度目のトリプルスリー達成となる。ならば目線を一段上げてみる。日本球界初の40本塁打&40盗塁(フォーティーフォーティー)だ。

 シーズン40本塁打以上は昨季まで延べ116人、40盗塁以上は延べ161人いる。しかし、同一年に両方到達した選手はいない。どちらかをクリアし、40―40に最接近したのが秋山幸二(西)で87年に43本塁打で38盗塁、90年には35本塁打で51盗塁だった。メジャーでも88年カンセコ、96年ボンズ、98年A・ロドリゲス、06年ソリアーノの4人しか達成していない。

 山田哲の年間ペースは41本塁打、38盗塁だが、球宴後は21試合で10本塁打、9盗塁。残り試合もこの調子ならシーズン終了時には49本塁打、45盗塁となる計算だ。さらにペースが上がれば50―50にも届くかもしれない。広島に3年連続のマジックが点灯しそうなセ・リーグだが、山田哲がバットと快足でセ界をまだまだかき回せるか。

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2018年8月14日のニュース