【栃木】作新学院 夏8連覇へ 佐野日大に大勝 プロ野球選手の弟対決は“日本ハム”の勝ち

[ 2018年7月19日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念栃木大会準々決勝   作新学院13―1佐野日大 ( 2018年7月18日    宇都宮清原 )

<作新学院・佐野日大>5回右前打を放つ石井巧
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 夏8連覇へ、一昨年の全国覇者・作新学院が佐野日大に13得点で大勝した。打線は初回に4番・磯の先制3ランなど大会記録となる1イニング3本塁打で一挙9得点。小針崇宏監督は「良い攻撃ができた」と評価した。

 5回には珍しい対決があった。日本ハム・石井一成の弟・巧と初回途中から2番手で登板したオリックス・田嶋大樹の弟・俊輔によるプロ野球選手の弟対決だ。先頭で打席に入った8番・石井が右前打。「新聞などで話題になっていたので、少し意識していた。自分らしくボールを引きつけて打てて良かった」と笑顔だった。

 兄は春夏合わせて甲子園に3度出場し、小学生だった石井もスタンドで応援。「同じユニホームを着て甲子園でプレーがしたい」。そんな兄に憧れ、作新学院に入学した。

 左打ちの兄と違い、弟は右打ちだが、同じ遊撃手。大会前にはグラブを贈られ、試合前には「頑張れよ!」とLINEでメッセージをもらった。「僕よりもセンスはある」と兄が認めるように、初回にも左翼線適時二塁打を放つなど、2安打1打点の活躍。「作新学院で兄弟が主将を務めたことはない。来年は主将になって甲子園に行きたい」。2年生で唯一のレギュラーだが、その存在感は抜群だ。(福井 亮太)

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