超人VS怪獣?糸井 柳田と4番対決にメラメラ「トリプルフォーのヤツや!」

[ 2018年5月29日 05:30 ]

交流戦   阪神―ソフトバンク ( 2018年5月29日    甲子園 )

阪神の糸井
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 「超人VS怪獣」――。まるで特撮映画のようなスペクタクルな対決が甲子園球場で繰り広げられる。阪神は29日開幕の交流戦でソフトバンクと対戦。4番での出場が濃厚な糸井は、相手4番・柳田に並々ならぬ対抗心を燃やした。

 「“怪獣”に会えることや!トリプルフォーのヤツや!」

 阪神移籍後2度目の交流戦への意気込みを聞かれ、超人節がさく裂した。“怪獣”とはもちろん、今季も大活躍中の柳田のこと。打率・374でパ・リーグトップを快走する。3割、30本、30盗塁のトリプルスリーどころか、4割、40本、40盗塁のトリプルフォーでさえ夢ではないと思わせるモンスターだ。

 もっとも、人間離れした身体能力を誇り、走攻守で躍動するプレースタイルは糸井が元祖。1月にグアムで合同自主トレを行った柳田をして「また体が大きくなっている。同じ人間とは思えません」と言わしめる超人だ。今季も打線全体が低調の中、打率・310、8本塁打24打点はチームの“三冠王”。不振のロサリオに代わり、27日の巨人戦では今季初めて4番を任された。

 その巨人戦では2本の中犠飛を放つなど、2打数1安打2打点。しっかりと重責を果たした。交流戦も開幕4番を務める見込みとなり、俄然、4番対決に注目が集まるが「(注目)せんとってくれるー」とニヤリ。最後は「大事なんでね、交流戦は。頑張ります」と表情を引き締めた。

 日本ハム、オリックスに所属した13年間で首位打者、盗塁王、最高出塁率などのタイトルを獲得し、ベストナインも5回。キャリアの大半をパ・リーグで暴れてきた。昨年はソフトバンク戦で左太腿裏を痛めるアクシデントもあり、打率・268に止まったが、間違いなく交流戦での打線のキーマン。タテジマを身にまとう超人が大怪獣を圧倒する。(山添 晴治)

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