阪神ドラ2高橋遥“亜大魂”でぶっちぎり 3000M走でV

[ 2018年1月11日 05:30 ]

新人合同自主トレで声を出す阪神・高橋遥
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 阪神は鳴尾浜球場での新人合同自主トレ3日目の10日、恒例の3000メートル走を実施し、ドラフト2位の高橋遥人投手(22=亜大)がトップに輝いた。厳しい練習で有名な亜大で養ったド根性を見せ、足の不安による別メニュー調整で不参加だった牧を除く他の新人5人をぶっちぎった。

 「1番を取れればいいなと思って走った。大学では特に速い方ではなかったですが、よく走ったので亜大出身でよかったと思う」

 同じ日にあった十日えびす恒例の「福男」選びに負けないし烈な戦い。球場内8周強の“コース”で2周目からトップを快走し、最後は2位の島田を大きく突き放してゴールした。タイムは11分48秒を計測。マウンドで即戦力として期待がかかる若き左腕がまず足で魅せた。

 亜大のキャンプでは宿舎から球場まで片道約7キロの距離をランニングで通うのが慣例だったという。激しい練習後の帰り道も宿舎まで走る日課を2週間も継続。今後も走り込みに意欲を示しながら増量も掲げた。

 「(大学では)メンタルを鍛えられたと思う。体重が増えても走れる体にしたい。大学では体が重くなったときにボールも変わってきたので」

 ただ、昨年1位の藤谷のタイムは11分14秒。6選手全体の平均も平凡に終わったことで伊藤トレーニングコーチからは苦言を向けられた。「もっと出せる。遠慮して走るな。もっと目立ってもいいと言った」。培った“亜大魂”でさらなる存在感を見せつけたい。(山本 浩之)

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2018年1月11日のニュース