オリ、試練の春季キャンプ?2月27日まで対外試合組めず

[ 2018年1月11日 05:30 ]

スタッフ会議を行う福良監督らオリックス首脳陣
Photo By スポニチ

 試練の球春が幕を開ける!?オリックスは10日に大阪・舞洲の球団施設でスタッフ会議を開き、春季キャンプの大枠を決定。最終盤の2月27日まで対外試合が組まれない異例の日程となった。

 福良監督は「本当は多めに組みたかったけど…」と苦笑いするしかない。2月中旬に最初の練習試合を組むことが多い例年と違い、今春は対戦相手との調整が付かず断念。2月27日からの「2018球春みやざきベースボールゲームズ」で対外試合3試合を戦うまでは紅白戦6試合のみの予定を強いられた。実戦機会は確保しても味方同士の対戦では準備させる投手の数を増やさざるを得ず、「やりくりが難しい」と悩みは尽きない。

 22年ぶり優勝を目指す上で大事な土台となる春季キャンプ。対外試合不足を補うため、「去年の反省を生かし、投手も野手も基本的なことを徹底する。あとは状況判断」と即座に1、2軍の入れ替えを断行するなど例年以上に厳しい姿勢を打ち出した。

 スタッフ会議では1、2軍の選手振り分けも決まり、ドラフト1位・田嶋(JR東日本)、2位・K―鈴木(日立製作所)、3位・福田(NTT東日本)、8位・山足(Honda鈴鹿)の1軍スタートが内定した。昨季は12球団最低の33盗塁。50メートル5秒8を誇る山足は“足のスペシャリスト”としても期待され、新人合同自主トレ初日を終え「開幕1軍、スタメンを目標にキレのある動き、スピードをアピールしたい」と意気込んだ。

続きを表示

2018年1月11日のニュース