清宮2・11米デビュー!アリゾナ春季キャンプでプロ初陣

[ 2018年1月11日 05:30 ]

打撃練習をする清宮
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 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18=早実)が、米アリゾナ春季キャンプ中に行われる2月10日(日本時間11日)の韓国・KT戦でデビューすることが10日、決定的となった。キャンプ日程が発表され、チームの今季初戦から起用される見込み。新人合同自主トレ2日目は千葉・鎌ケ谷で行われ、エンゼルス・大谷翔平投手(23)から自室の訪問を受けたことも明かした。

 清宮のデビュー戦は米国の地となる。アリゾナ州スコッツデールで行われる春季キャンプ中に、実戦は3試合組まれることが発表され、その初戦が2月10日の韓国KT戦に決まった。「(KT戦に)行けたらもちろん行きたい」と初戦からの出場に意欲。その一方で「結果を残さないと生き残っていけないのは分かっているけど、(結果が出なくても)浮き沈みなくしっかりとした心の状態でやっていければ」とルーキーらしからぬ泰然自若とした構えも見せた。

 キャンプの正式な1、2軍振り分けは今月中旬となる。吉村浩GMは「1軍キャンプに選ばれているのであれば初戦から出ることになる。そこで出られないなら連れていかない」と説明。「米国行き=KT戦出場」で、栗山監督は「一番大事なのは体のこと」と最後まで仕上がりを見極めるが、「能力的なものは分かっている」とよほどのアクシデントがない限り、1軍スタートは確実。清宮自身も2日連続で居残りロングティーを行うなど、ここまで順調であることを証明している。

 前夜には昨年11月の施設見学以来となる大谷との対面を果たした。9日午後10時半にドラフト4位の難波(創志学園)が清宮の部屋を訪れた際に、その背後から隣室の大谷が一緒にサプライズ訪問。「誰かなと思ったら、オーっと…。びっくりしました」と目を丸くしていると、大谷から「短い間だけどよろしくね」と握手を求められ、「よろしくお願いします」と応じた。会話はそれだけだが、憧れのメジャー移籍を決めた先輩との再会は大きな刺激となった。

 この日は初めて全体練習から屋外で行われた。約800人のファンに見守られる中、大谷らと同じグラウンドで汗を流し、「やっと一員な感じがした。大谷さんに限らず、みんなどんなことをやっているのかな」と先輩たちの動きをチェックする場面もあった。大谷の渡米までは同じ寮生活を送る。時間はわずかだが、練習から私生活まで間近で「大谷イズム」を吸収できる。高校通算111本塁打の怪物スラッガーはさらに大きくなるチャンスと捉えていた。 (東尾 洋樹)

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2018年1月11日のニュース