ラミ監督 東MAX期待 左腕カルテットで「40勝狙える」

[ 2018年1月9日 05:30 ]

神里(右)、東(左)ら新人選手と記念撮影するラミレス監督
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 DeNAの新人合同自主トレが8日、神奈川県横須賀市内の2軍施設で始まり、視察に訪れたラミレス監督はドラフト1位・東(立命大)の能力の高さに太鼓判を押した。

 キャッチボールが始まると、東の相手を務めた5位・桜井(日大三)の真後ろへ。力強い球質だけでなく、足を上げてからリリースまで一連の動作に目を凝らした。「バランスや下半身の使い方がいいので、コントロールもいい。球に切れがある。10勝できる能力がある」。最速152キロを誇る大学No・1左腕も「思った以上にしっかり投げられた。いいアピールになったと思う」と胸を張った。

 指揮官は「左腕カルテット」の青写真を描いている。昨季2桁勝利を挙げた今永と浜口、6勝ながら開幕投手を務めた石田の左腕3人は開幕ローテーション入りが確実だ。「東がローテーションに入れば優勝を狙える。左腕4人で40勝を狙えると思う」。今永、浜口と2年連続で1位に指名した左腕が結果を残している。2人同様に、東もキャンプで1軍スタートさせ、実戦登板の機会も与え続ける。

 2年連続3位から20年ぶりのリーグ優勝を目指す今季。東も「チームが頂点に立つためのピースとして選んでいただいた」と自覚しており、「昨年の浜口さんの勝利数(10勝)を超えたい。いつかは左のエースになりたい」と誓った。シーズンで同一チームの左腕4人が10勝を挙げた例はプロ野球で一度もない。DeNAは、その可能性を大いに秘めている。 (重光 晋太郎)

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2018年1月9日のニュース