ソフトB今宮 目指す先は空前絶後の遊撃手「まだまだ」

[ 2018年1月9日 05:30 ]

バスケットボールでバレーをする今宮
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 ソフトバンク・今宮健太内野手(26)が8日、福岡県苅田町の施設で自主トレーニングを公開し、今季の目標にキャリアハイの更新を掲げた。昨季は打率(・264)、打点(64)、本塁打(14)、盗塁(15)で自己最高の成績を収めたが、9年目を迎える今季は、さらなる高みを目指し、チームの日本一連覇に貢献する。

 おそろいのパーカを来たスタッフは約20人。今宮はランニング、キャッチボール、ノック、ティー打撃などを、仲間たちと談笑しながらこなしていった。

 「これだけの方が練習のサポートをしてくれている。感謝しかない。期待に応えられるようにやっていきたい。打撃ではいかに力感なく撃つことができるかがテーマ」。前日に始動したばかりとは思えない、体の切れを披露した。

 昨季は打撃面でキャリアハイの成績を残し、チームの日本一に貢献。守備もわずか7失策と、攻守で存在感を発揮した。それでも、慢心は一切なかった。「レギュラーが確約されているわけではない。今年のキャリアハイを大事にしたい。打撃もまだまだ。日本一のショートになれるように。もっとうまくなりたい」と言った。

 昨年に続き、自主トレでは瞬発力を高めるメニューを中心に組む。個人トレーナーの江島宏祐氏(36)は「本人が“切れやスピードを出したい”と。ケガの防止をしながらやっていきます」と説明。期間中には柔軟性や体のバランスを整えるためにヨガも取り入れる。

 自主トレに同行する20歳の川瀬、22歳の曽根にはアドバイスを送った。「何とか力になりたい。教えられることは教えていく」と後輩の指導にも力を入れている。川瀬は「タメになることしかない。見ているだけで自分もうまくなると思う」と目を輝かせた。

 今季はプロ9年目。今宮は「チームとして日本一連覇。それに向かって突き進む」と力を込めた。(川島 毅洋)

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2018年1月9日のニュース