黒田抜けても…M2の広島 球団初10勝投手5人へ 九里9勝目

[ 2017年9月14日 08:28 ]

セ・リーグ   広島12―4DeNA ( 2017年9月13日    マツダ )

<広・D>4回2死一、二塁、九里はロペスを右飛に打ち取る
Photo By スポニチ

 暗雲を断ち切った。先発・中村祐の後を受け、6―3の4回から登板した広島・九里が2回1失点と力投し、荒れかけた試合を落ち着かせた。「まずは自分のボールをしっかりと投げることだけ意識した」と役割を全うし、9勝目を手にした。

 先発陣の不調を救うのが背番号「12」の仕事だ。8月後半からロングリリーフに回り、9月4試合目の登板で3勝。「行けと言われたところまで全力で行くことが最優先」。肩の仕上がりの早さ、マウンド度胸、何より献身性でチームに貢献している。

 投手陣は薮田が14勝、岡田が12勝をマーク。野村、大瀬良、そして九里が2桁勝利にリーチを掛けた。10勝投手が5人となれば、球団史上初。「勝ち星は野手の方に感謝です」と九里は謙虚にチームの窮地に備える。

続きを表示

2017年9月14日のニュース