亜大 “沖縄リレー”で日大に連勝 勝ち点1

[ 2017年9月14日 17:41 ]

東都大学野球秋季リーグ戦第2週最終日   亜大2―1日大 ( 2017年9月14日    神宮 )

 亜大が“沖縄リレー”で日大に連勝し勝ち点1を挙げた。リーグ初先発の山城大智(3年)が6回を1点に抑えると、2番手の嘉陽宗一(4年)が3イニングをパーフェクトリリーフ。攻撃陣の拙攻が目立っただけに投手の踏ん張りが大きかった。

 「先発は5日前くらいに言われました。落ち着いて投げられました」と山城は4安打に封じて、あとは嘉陽に託した。高校は松山聖陵だが沖縄市出身の嘉陽はストレートを軸にツーシーム、スライダーをコーナーに決め貫禄を示した。1メートル86の長身右腕はドラフト候補とあって「気持ちを入れて投げました」と涼しい顔。下級生の頃は140キロ後半のスピードが売りだったが四球から崩れるケースがあった。そこで制球とキレを重視。「140キロでもキレがあれば空振りが取れますから」とスタイルを“安定性”に変えた。荒々しさは消えたが、計算できる投手に成長。V奪回を狙う亜大だけに、嘉陽の存在は頼もしい限りだ。

続きを表示

2017年9月14日のニュース