福留“代役”がアピール合戦 4番・原口マルチ 右翼・中谷先制打

[ 2017年5月19日 08:50 ]

セ・リーグ   阪神1―2中日 ( 2017年5月18日    甲子園 )

<神・中>初回2死一塁、原口は右前打を放つ
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 主将の「代役4番」の役割はしっかりと果たした。だが、その試合で連勝が止まってしまっては喜べるはずもない。3打数2安打1四球と存在感を見せた阪神・原口は、自身久々の複数安打を淡々と振り返った。

 「準備ができている時は、しっかり自分のスイングができている。準備がいい結果につながっていると思う」

 休養目的でスタメンを外れた福留に代わり、4月18日の中日戦(ナゴヤドーム)以来の4番で先発。初回2死一塁の第1打席に右前打でチャンスを広げ、3回2死の第2打席は三塁ベースを直撃して大きく弾む二塁打を放った。1試合2安打以上は、4月20日の中日戦(同)以来約1カ月ぶり。前夜には21試合ぶりの本塁打となる左越え3号先制ソロを放っており、打撃の状態が上向きなのは間違いない。

 こちらは右翼手として福留の代役を務めた中谷も結果を出した。初回、原口の右前打で2死一、二塁となった第1打席で右翼線への先制適時二塁打。「打ったのはストレート。打席に立たせてもらっている以上、何とか結果を出そうと思っている」。安打はこの1本ながらも、先制という殊勲打は好印象だった。

 連勝は小休止したものの、打線の層の厚さが増していることを感じさせた敗戦。アピール合戦はまだまだ続く。(山添 晴治)

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