上林「奇跡」V弾!5戦連続逆転勝利 工藤監督最敬礼

[ 2017年5月6日 08:25 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3―2ロッテ ( 2017年5月5日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>9回2死、勝ち越しとなる右越え本塁打を放つ上林
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 ソフトバンク・上林は低めのシンカーをすくい上げた。同点に追いついた9回、2死から益田の6球目を捉えた打球は右翼席への決勝6号ソロとなり、ベンチで師匠・内川と抱き合って喜んだ。

 「奇跡。とりあえず塁に出ようと考えていた。うまくバットに引っ掛かってくれた。最高の形になって良かった」

 全ての打席に内容がある。2回2死、三塁手の守備位置が後ろと見て、セーフティーバントで内野安打。5回は空振り三振に倒れたが10球粘り、7回は右翼線二塁打。今季2度目の猛打賞だが、5月は打率・500、4本塁打、11打点だ。オフに自主トレを行った1歳年上の広島・鈴木は昨季大ブレーク。藤本打撃コーチは「あいつが(今年は)神懸かるかも分からん」と話す。

 この日は工藤監督の54歳の誕生日で、就任1年目の15年から3連勝となった。9回、デスパイネの左越え7号同点2ランからの逆転勝利。上林の「(監督は)持ってんな〜。おめでとうございます。やりました」との言葉に、ウイニングボールを手にした指揮官も「打ってくれてありがとうございます」と最敬礼だった。今季初の5連勝は全て逆転。2位浮上のチームに勝負強さも戻ってきた。

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2017年5月6日のニュース