楽天・松井裕「自分の弱いところ」15戦目の初失点でサヨナラ負け

[ 2017年4月30日 08:40 ]

パ・リーグ   楽天2―3日本ハム ( 2017年4月29日    札幌ドーム )

<日・楽>9回、悔しそうな表情を見せる松井裕
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 右前で弾んだライナーを見届けると、楽天・松井裕は天を仰いだ。今季15試合目の登板での初失点で、痛恨のサヨナラ負けとなった。

 「レアードとの勝負を自分で選んで、そこを抑えられなかったのが、まだ自分の弱いところ。勝負弱さだと思う」

 2―2の9回に登板。守護神が悔やんだのは、1死から四球と盗塁などで迎えた2死二塁の場面だった。一塁が空いた状況で、レアードとの勝負を選択。フルカウントから左前打され一、三塁とされた。14試合無失点で9セーブを挙げていたが、15試合目で無失点が途切れてしまった。

 梨田監督は「最後のスライダーはちょっと高かったけど、打った方を褒めるしかない」とかばった。この日は対戦した5打者のうち3人がフルカウントで1四球。それでも守護神は「四球は少ない方ではない。そのあとをしっかり抑えられればよかった」とした。

 今季3度目の挑戦だった5連勝はお預け。嶋の腰痛での離脱も重なり、重たい黒星になった。 (春川 英樹)

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2017年4月30日のニュース