巨人ガチ初紅白戦!ライバル同士を同打順起用へ 競争意識あおる

[ 2017年2月11日 05:30 ]

紅白戦で対抗意識を植え付ける高橋監督
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 ガチンコ勝負だ!巨人・高橋監督が、11日に行われる今キャンプ初の紅白戦のオーダーについて、ライバル同士を同打順で起用する方針を明かした。

 「(オーダーは)コーチと話して考えた。(開幕したら)1ポジションに1人しか出られない。打順も守るところも競争というのは(全員が)分かっている」

 キャンプ前から「坂本勇以外はレギュラー白紙」の方針を打ち出している高橋監督。その言葉通り、初の実戦でライバル心をあおる。4番には紅組に阿部、白組に村田が入った。守備位置は一塁と三塁で異なるが、両ポジションを守れる新加入のマギーが絡んでくると、どちらかが外れる可能性がある。村田は「ボールがしっかり見えるか確認だけだよ。競争?まだまだ」と言いながらも、居残りで特打を敢行するなど気合十分だ。

 そのマギーは外国人枠を争うギャレットと5番対決。13年に楽天を日本一に導いた大砲は「どんな環境でもプロとして結果を出すことは大事」と話すなど、今キャンプ初の実戦で守備にも就く。

 このほか、1番には立岡と重信が座る。昨秋から本職の外野以外に二塁にも挑戦中の2年目・重信は「与えられた仕事をしっかりやりたい。できることをやるだけ」と意気込みを口にした。同じく本職の三塁だけでなく外野の練習もこなしている3年目の岡本は6番でクルーズと対決。高橋監督は、「練習で打てるのは分かっている。実戦で出せるか」と結果を求めた。

 11、12日の紅白戦の結果を見て、2次キャンプを張る沖縄行きのメンバーが決まる。指揮官は「(13日に)沖縄に行ってからも実戦の時間はある」と、沖縄では開幕に向けた厳しい絞り込み作業に移る。紅白戦は長嶋茂雄終身名誉監督(80)も視察予定。いよいよ、レギュラー争いのゴングが鳴る。(川島 毅洋)

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2017年2月11日のニュース