藤浪に“寝兵器” イタリアに特注、寝具一式を用意

[ 2017年2月11日 05:33 ]

阪神・藤浪
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 3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパンに選出されている阪神・藤浪晋太郎投手(22)が世界的ブランドから全面サポートを受けていることが分かった。寝具ブランド「マニフレックス」(日本総代理店・株式会社フラグスポート)が「藤浪仕様」の寝具一式を用意。1月にプライベートで大阪ショールームを訪れた際に助力の申し出を受け、イタリア工場から特注サイズが取り寄せられた。目指す世界&セ界の頂点へ、心強いバックアップになりそうだ。

 1月上旬、年明けから一人暮らしを始めた藤浪は、母・明美さんとともに大阪市内のマニフレックス大阪ショールームを訪れた。新居で使用する寝具を探すために完全プライベートで商品を物色していると、案内してくれていたスタッフからうれしい申し出があった。

 「1月にマニフレックスさんの大阪ショールームに寝具を買いに行ったんです。そうしたら、スタッフの方から『頑張ってください。全部、特注で用意します』という話をいただいて。枕、マットレス、ベッドの一式です。本当にありがたいことだと思っています」

 今回、藤浪が白羽の矢を立てたのは、ドジャース・前田、アストロズ・青木、マリナーズ・岩隈、ヤクルト・山田ら一流プレーヤーたちも愛用する「フラッグFX」。表面はソフトながら芯材が硬く、骨格がしっかりしているため、スポーツ選手に人気のモデルだった。ただし、問題が生じた。1メートル97の長身に合うサイズは国内店舗では取り扱っていなかったのだ。

 表情が曇りかけた時、スタッフからフルオーダーを提案された。「自分の身長に合わせた大きいサイズを特注で用意してくれるという話になって」。幅160センチ×長さ195センチの通常モデルに対し、幅160センチ×長さ220センチで特注。しかもマットレスだけでなく、ベッドフレーム、シーツも特注。いわば「藤浪仕様」の寝具一式を、本社のあるイタリア工場に発注し、用意してくれることになった。まさに最高級の全面サポートだ。

 藤浪にとってマニフレックスの寝具は入団以来の“相棒”だ。13年1月の入寮時には同社製のマットレスを虎風荘に持ち込み、退寮まで使用していた。世界90カ国で愛用者3500万人の商品は本物。高校時代の趣味が「寝ること」だった藤浪の快眠を、今後も世界的ブランドがサポートしてくれるというわけだ。

 マニフレックスを展開する株式会社フラグスポートの関係者は経緯について「藤浪選手には入寮される際に当社製品を持ち込んでいただき、ご愛用していただいています。野球用具と同様に睡眠、寝具に対しても真剣に考えておられる選手なので、我々としても出来る限りサポートさせていただきたいという思いです」と説明。世界とセ界の頂点を狙う右腕にとって、心強い援護射撃となるはずだ。(惟任 貴信)

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2017年2月11日のニュース