楽天 新人が被災地訪問、ドラ1藤平「復興へできることあれば全力で」

[ 2017年1月20日 16:26 ]

東日本大震災の慰霊碑に献花する楽天の藤平
Photo By 共同

 楽天のドラフト1位ルーキー藤平尚真投手(神奈川・横浜高)ら育成を含めた新人の全14選手が20日、東日本大震災で大きな被害のあった宮城県名取市の閖上地区を訪れた。藤平は「スポーツ、野球の力は人に笑顔を与えられると思う。震災復興のために、少しでもできることがあれば全力でやりたい」と話した。

 閖上中学校では生徒14人が犠牲となった。藤平は当時中学2年だった野球部のエースが亡くなった話を聞き「野球をやりたくてもできない人がいることを心に留めて、練習も試合も自分のできる全力でやりたい」と神妙な表情で語った。

 選手たちは震災から6年近くたっても思うように復興が進まない現状を目の当たりにした。ドラフト2位の池田隆英投手(創価大)は「まだ人の住めないところもある。(2013年の)優勝の感動を忘れられないという話も聞いたので、また練習に励んでいきたい」と決意を込めた。

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2017年1月20日のニュース