中日ドラ1柳 魔球落ちるカーブ初披露 ブルペン捕手も2度落球

[ 2017年1月20日 06:15 ]

中日ドラフト1位の柳
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 中日のドラフト1位柳(明大)が19日、選手会合同自主トレが行われているナゴヤ球場で2度目のブルペン入り。捕手を立たせたまま34球を投げ、縦に大きく曲がる宝刀カーブを初披露した。

 「独特の球だと思いますけど、体全体を使わないと投げられない。1度(打者の)目線を変えられたら良いと思って投げています。きょうは一回、上にいく感じはしなかった。これからです」

 調整段階を強調したが、それでも吉田利一ブルペン捕手が2球連続でポロリと落球する場面があった。同ブルペン捕手は「上にあがって下に落ちてくる感じ。(ソフトバンク)武田のカーブとも違う。いない軌道です」と証言。プロ野球界全体を見渡しても類を見ない独特の軌道は、まさに“魔球”と言えた。

 中学時代から独学で投げ始めたカーブは、明大入学後に進化した。東京六大学史上8位の通算338奪三振を誇る右腕。「打者を抑える段階の武器の一つ。打者がどういう反応するか気にしてみたい」。投手人生を支えてきたカーブ。プロの強打者にも気後れすることはない。 (細川 真里)

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2017年1月20日のニュース