カンセコ氏 米国野球殿堂に怒りのツイート「あんな記者投票は偽善」

[ 2017年1月20日 15:20 ]

アスレチックス時代のマグワイア(左)とカンセコの両氏(AP)
Photo By AP

 元メジャーリーガーのホセ・カンセコ氏(52)は18日に自身のツイッターを更新。米国野球殿堂は同日にジェフ・バグウェル氏の殿堂入りを発表したが、記者投票によるこの結果にカンセコ氏は納得がいかないようだ。

 「どうしてバグウェルが殿堂入りできてマーク・マグワイアができないのか。こういうのは腹が立つ。禁止薬物使用者を殿堂入りさせたりさせなかったりする記者投票なんて偽善だ。マーク・マグワイア、サミー・ソーサ、ロジャー・クレメンス、ラファエル・パルメイロ。彼らが殿堂入りしていないなんてとんだ茶番だ。もちろん、バリー・ボンズだって殿堂入りしてしかるべき。バカにしているとしか思えない。本当に腹が立つ」。

 カンセコ氏は現役時代の禁止薬物使用を告白し、自身の著書の中で球界に薬物が蔓延していると暴露した人物。メジャー17年間で歴代35位となる通算462本塁打を記録したが、殿堂入りはしていない。ツイートの中にあるマグワイア氏はアスレチックス時代のチームメートで、同氏も現役時代の禁止薬物使用を認めている。

 バグウェル氏は禁止薬物使用の疑いはあったが、検査で陽性反応が出たことはない。「使用した事実」と「使用の疑い」が殿堂入りか否かを分けたということか。ただ、記者がそのような判断基準で投票しているのであれば、ソーサ、クレメンス、ボンズの3氏も「疑い」のレベルであるため、殿堂入りでもおかしくないはず。そう考えると、カンセコ氏の主張もあながち筋違いとも言い切れない。

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2017年1月20日のニュース