ロドリゲス氏ら3人が米野球殿堂入り ボンズ、クレメンス氏は落選も得票伸ばす

[ 2017年1月19日 08:15 ]

 米国野球殿堂は18日(日本時間19日)、今年の殿堂入り選手を発表した。アストロズ一筋で通算449本塁打を記録したジェフ・バグウェル氏(48)、エクスポズなどでプレーし、首位打者1度、盗塁王4度のティム・レインズ氏(57)、レンジャーズなどで強肩強打の捕手として活躍した通算2844安打のイバン・ロドリゲス氏(45)が選ばれた。ロドリゲスは対象1年目での選出で、レインズ氏は対象10年目で最後のチャンスだった。

 投票は全米野球記者協会に10年以上在籍する記者によって行われ、75%以上の得票が条件。バグウェル氏は86・2%、レインズ氏は86・0%、ロドリゲス氏は76・0%だった。パドレスなどで歴代2位の通算601セーブを挙げたトレバー・ホフマン氏(49)は74・0%、エンゼルスなどで通算449本塁打のウラジーミル・ゲレロ氏(41)は71・7%で今年の選出を逃した。

 現役時代の薬物使用疑惑で物議を醸した通算762本塁打を放ったバリー・ボンズ氏(52=元ジャイアンツ)は昨年の44・3%から53・8%、通算354勝のロジャー・クレメンス氏(54=元レッドソックス)は昨年の45・2%から54・1%に票を伸ばした。2人は実績は申し分なく、「ステロイド時代」の選手への嫌悪感が年々薄まっている。

 ▼レインズ氏の話 ここまでこられるとは思っていなかった。とても幸せな男だ。長年待たされたが、昨年票数が伸びたのでチャンスはあると思っていた。カナダ、モントリオールのファンの後押しが大きかった。

 ▼ロドリゲス氏の話 候補となって1年目で殿堂入りできたことを誇りに思う。言葉にならない。守備が自分にとっては一番重要だった。毎日、守りでいいプレーをしようと思っていた。

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2017年1月19日のニュース