楽天・星野副会長 早実・清宮は「大学に行くだろ」 父・克幸氏と親交あり

[ 2017年1月19日 05:30 ]

講演後、記者の質問に答える星野氏
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 楽天の星野仙一球団副会長(69)が18日、横浜市内のホテルで行われた全日本大学野球連盟監督会で講演。終了後、報道陣の取材に応じ、今秋ドラフト最大の目玉である早実・清宮幸太郎内野手(2年)の進路について「大学に行くだろ」と見通しを語った。

 高校通算78本塁打を誇るスラッガーはプロ入りか、大学進学かで注目を集めている。星野副会長は楽天の編成トップであり、さらに清宮の父でラグビートップリーグ・ヤマハ発動機監督の克幸氏(49)と親交も深い。清宮自身についても「ガキのころから知っている」と話している。

 星野副会長は、清宮が1年だった15年夏にU―18で日本代表入りした際、甲子園で行われた大学日本代表との壮行試合を視察している。それから1年半がたっても「何十年に一人の逸材。世代の代表であることは間違いない」と絶賛した。「明治大学に入るだろうね」と母校を挙げて冗談を交えながらも、系列の早大を含めて「六大学には入るわな。高校野球のスーパースター。そういうのが出てこないといけない」と東京六大学リーグを盛り上げるスター候補として大きな期待を寄せた。

 20年東京五輪の代表編成にも言及。「代表25人のうち、5人くらいはアマの優秀なやつを入れるとか。高校生含め、学生でもアマでも五輪に出るチャンスがあると子供たちに夢を与えなきゃ」とアマ枠を設けることを提案した。少子化による野球の競技人口減少に危機感を強く持っており「アマが(大きな国際大会で)挑戦できるチャンスをつくらないと、野球人口は増えてこない」と力を込めた。清宮が進学すれば20年は大学3年生。それでもアマ枠があれば、東京五輪への出場も可能となる。 (松井 いつき)

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