糸井 2年ぶり5度目ベストナイン 来季受賞なら最多タイ3球団目

[ 2016年11月26日 05:30 ]

ベストナイン発表 ( 2016年11月25日 )

阪神のユニホームをまとい、報道陣の前でポーズをとる糸井
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 2年ぶり5度目のベストナインに選出された糸井は来季、日本ハム、オリックスに続き阪神でも受賞を狙う。

 3球団での受賞は過去にローズ(近鉄、巨人、オリックス)しかおらず、まさに来季のチームスローガン同様、偉業に「挑む」シーズンとなる。

 「2年ぶりに受賞できうれしく思います。現状に満足せずに、すべてにおいてもっと高いレベルでプレーできるように、これからも頑張っていきます!」

 今季は打率・306、17本塁打、70打点に自己最多53盗塁で盗塁王を獲得するなど、文句なしの選出となった。ベテランの域に差しかかってきた35歳でさらなる進化を見せつけ、コメントにも喜びがにじみ出た。

 来季はこれまでとリーグが変わり、対戦経験の少ないエース級との対戦も増える。これまで以上にハードルが高くなる可能性もあるが、高々と越えていくべく、糸井の言葉は力強かった。入団会見で飛び出したのは「キャリアハイ」宣言だ。

 「金本監督も阪神に移籍してきてキャリアハイを出されていると聞いたので、僕も常にキャリアハイを目指して。具体的な数字はないんですけど、キャリアハイを目指して頑張っていきたい」

 金本監督は阪神移籍3年目の05年に打率・327、40本塁打、125打点と自己最高の成績を残し移籍1年目の03年に続くリーグ優勝に大きく貢献した。糸井も偉大な先輩と同じ道を歩むことができれば、優勝請負人となり、ベストナイン受賞も自然な流れとなるはずだ。

 「(金本監督が言うように打率)3割は絶対にクリアしないといけないと思ってますし(自己最多が19本の)ホームランは常にもっと打ちたいと思ってますんで」

 限界知らずの「虎の糸井」が、さらなる高みを目指していく。 (遠藤 礼)

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