ロッテ 終戦…清田CS初2戦連続先頭弾もまた空砲に

[ 2016年10月10日 06:03 ]

パ・リーグCSファーストS第2戦 ( 2016年10月9日    ヤフオクD )

<ソ・ロ>初回、2試合連続の先頭打者本塁打を放つ清田
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 また、空砲に終わった。ロッテ・清田はポストシーズン史上初となる2試合連続の先頭打者アーチ。初回、バンデンハークの初球を振り抜いた打球は左中間ホームランテラス席に飛び込んだ。

 しかし、この1点だけに終わって連敗。04年開始のプレーオフ、CSでは6度目の出場で初めて最初のステージで敗退した。

 清田は「先に点を取れたのはいいことだと思うけど、勝てなかったのは悔いが残る。(2回以降)変化球が捉えきれなくてズルズルいってしまった」と振り返った。逆転負けした第1戦と同じように、追加点を奪えずに流れを手放した。

 先制した初回、なお無死一、二塁の好機ではデスパイネが遊ゴロ併殺打に倒れ、2回は無死一塁から鈴木が送りバントを失敗した。2試合で計24三振を喫し、計4得点は全てソロ本塁打によるもの。策を講じる間もなく、ねじ伏せられた。「力の差は認めなきゃいけない」と鈴木。伊東監督は「攻略の糸口を見つけられなかった。それぞれが何かを感じて精進してくれたらいい。この経験を今後につなげてほしい」と話した。 (渡辺 剛太)

 ≪2試合連続はPS初≫清田(ロ)が第1戦に続き、初回先頭打者本塁打。プレーオフ、CSで初回先頭打者本塁打は10本目だが、1人で2本は清田が初めて。日本シリーズでも福本(阪急)が76年第4戦、78年第2戦で記録したのがあるだけ。2試合連続はポストシーズン初めてだ。ちなみに大リーグでポストシーズン2試合連続先頭打者弾は一人もいない。この日は初球を運んだが、ポストシーズンで初回表初球のプレーボール本塁打は05年パ・プレーオフ第1S第1戦で栗山(西)がマークしたのに次いで2人目。

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