巨人 9月13戦13失策 オーナー「お客さんの怒りの声聞こえてきた」

[ 2016年9月18日 05:30 ]

<巨・ヤ>6回2死一塁、西田の打球をギャレットが後逸、一走が生還し同点となる

セ・リーグ 巨人2―5ヤクルト

(9月17日 東京D)
 ミスの連鎖を断ち切れない。巨人は今季34度目の逆転負け。精彩を欠く展開に、高橋監督の表情もさえなかった。

 「このところミスが出て負けるというのが多い。何とかしないといけないですね」

 2―1の6回の守備。2死一塁からフラフラと上がった西田の飛球に対し、左翼手ギャレットが中途半端に前に出て、不規則なバウンドを後ろにそらした。記録は二塁打となったが、痛恨のプレーで同点とされた。「追い付かないと思って止まった時にライトが入って見失ってしまった」とギャレット。勢い付いた相手に一気に逆転された。

 5回には、1死一、三塁から山田の遊ゴロで併殺を焦った二塁手・辻の一塁悪送球の間に失点。今季チーム81失策はリーグ2位の多さだ。8月まで1試合平均0.57個だったのが、9月は13試合で13個。CSに向けて早期解決すべき課題だ。

 攻撃も10残塁の拙攻。観戦した老川祥一オーナーは「僕の耳にもお客さんの怒りの声が聞こえてきた」と言った。18日からは今季無敗の甲子園で3連戦。負の連鎖を断ち切るしかない。 (春川 英樹)

 ▼巨人・大竹寛(5回2/3で4失点降板。5敗目)6回に、あと1アウトが取れなかった。ボールが先行して球数を増やしてしまったのが反省。

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