【データプラス】阪神ドラ1高山 得点圏打率1位、130安打超えなるか

[ 2016年8月9日 10:15 ]

阪神の高山

 阪神の新人、高山俊外野手(23)が安打を量産している。明大時代は東京六大学野球新記録となる通算131安打をマーク。プロに入ってもハイレベルの打撃技術を披露し、チームに貢献している。 (記録課・宮入 徹)

 入団1年目から非凡な才能を見せている。高山はここまで97試合で98安打をマーク。7月以降は97打数31安打、打率・320と調子を上げ、安打数を伸ばしている。2リーグ制後、新人のシーズン最多安打は56年佐々木(高橋)の180本。セでは58年長嶋(巨)の153本となっており、130本以上は12人しかいない。

 高山はほぼ出場1試合1安打のペースを維持。チームの残りは38試合あり、先発で出場し続ければ130安打超えは十分可能だ。ドラフト制後の新人最多安打は98年高橋(巨)の140本で、球団記録は坪井の135本。高山にとって格好な目標となるだろう。

 安打数が多いだけでなく、高山は勝負強い。得点圏打率は・391に達し、筒香(D)の385を抑えリーグ1位。60年以降、規定打席以上の新人野手で1位はおらず、高山の今後に注目だ。さらに広島戦は60打数23安打、打率・383で対戦カード別では最も高い。今季の阪神は広島に5勝13敗と大きく負け越し。広島との残り7試合で反撃のけん引役も期待される。 

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2016年8月9日のニュース