ハム・レアード 鷹キラーだ!今季6発 栗山監督ウルッ「感動した」

[ 2016年5月20日 05:30 ]

<ソ・日>8回1死、ソロを放ったレアードはカメラに向かってすしポーズ

パ・リーグ 日本ハム8―6ソフトバンク

(5月19日 ヤフオクD)
 日本ハム・レアードが満面の笑みを浮かべ、試合後の球場通路を闊歩(かっぽ)した。

栗山監督に「ナイスバッティング!」とグータッチされると、昨年11月に挙式した新婚のラナ夫人とともに「アリガトウゴザイマス!」と流ちょうな日本語で応えた。

 まずは5―5の8回。自身7試合ぶりの11号ソロで一時は勝ち越した。左翼ポールのはるか上を通過した特大弾に、ソフトバンク・工藤監督が審判団にビデオ判定を要求した。三塁ベンチで「緊張して心臓がバクバクだった」という数分間を過ごし、晴れて本塁打に。9回に同点とされたが、延長10回に相手守護神・サファテの151キロを捉えた。「1本打ったことで自信を持って、打席に入れた」。左翼席へ飛び込む2打席連続の勝ち越し12号2ラン。歓喜の「寿司ポーズ」に、ユニホームをつまみながら「オシャレや~ん」と絶叫する、今季からの新ポーズも飛び出した。

 今季12本塁打中、ソフトバンク戦で6発と「鷹キラー」ぶりを発揮。レアード自身は「そういうことはあまり考えていない」と無関心を貫くが、昨季12ゲーム差をつけられた王者を追う上でこれほど心強いものはない。負ければ勝率5割となる正念場で競り勝ち、4カード連続で勝ち越し。栗山監督は「感動した。久々に野球をやっていて面白かった」と目を潤ませた。 (柳原 直之)

 ≪2打席連発は初めて≫レアード(日)が8、10回に2打席連続の11、12号。1試合2本塁打は来日3度目だが、2打席連続は初めてだ。この日は2本とも勝ち越し本塁打。日本ハムで延長決勝弾を含む2本の殊勲弾は、01年9月30日西武戦で小笠原が初回表先頭打者、10回勝ち越しとマークして以来15年ぶり。

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