広島・新井 セ首位タイ37打点 2000安打プレート設置記念日に

[ 2016年5月20日 05:30 ]

<広・ヤ>10回1死一、二塁、サヨナラ安打を放ち新井(右)に祝福される天谷

セ・リーグ 広島7―6ヤクルト

(5月19日 マツダ)
 広島が今季初のサヨナラ勝利で2位に浮上した。延長10回1死一、二塁、天谷が村中の直球を左越えに運び、4時間4分の戦いに終止符を打った。

 そんな中、新井も一時勝ち越しとなる安打を放ち、阪神・ゴメスに並ぶリーグトップの37打点とした。

 「いいところに飛んでくれました」

 3―3で迎えた3回2死二塁。フルカウントからの8球目だった。内角高めの直球に食らいつく三塁内野安打。阪神時代の11年に93打点をマークして初の打点王を獲得。39歳の男が再び、そのタイトル争いに向け輝きを放っている。

 この日は偶然にも練習前に、4月26日のヤクルト戦(神宮)で達成した2000安打を記念し、マツダスタジアム左中間席後方の壁面に銅板プレートが設置された。自ら取り付け作業を行った新井は「マツダスタジアムにずっと残るものですし、ファンの方にも見てもらえますし嬉しいです」と笑顔を見せていた。

 5カードぶりの勝ち越しで勢いも出た。20日からは甲子園で阪神3連戦。一気に波に乗ってみせる。 (柳澤 元紀)

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