元中日クラーク オリ入団会見「変化球も左投手も打てる」

[ 2016年5月20日 05:30 ]

入団会見を終えたクラークは打撃練習で汗を流す

 オリックスに入団した元中日のマット・クラーク内野手(29)が19日、神戸市内で会見した。

 背番号は「44」、単年契約の年俸3000万円(推定)に決定し、「大好き」という日本でのプレーに胸を躍らす。「過去3年で三振は少なくなった。変化球も左投手も打てるようになった。期待されているのはホームランだと思う」と自信たっぷりに語った。

 中日では13年に25本塁打をマークした一方で、打率.238、130三振とマイナス面も多かった。それでもクラークは「前回とは違う打撃スタイル」と明かし、会見後には早速、神戸第2球場でフリー打撃を敢行して、柵越えも披露した。15日に来日して以来、久々に体を動かしたものの、「外角の球をレフト方向に強く打てるようになった」と打撃向上の秘けつも見せた。

 現在、就労ビザ発給を待っており、来週中にも2軍戦でのデビューが濃厚。順調ならば再来週から始まる交流戦中にも1軍昇格できる。古巣との対決にも「ぜひ対戦したい。セ・リーグの投手は対戦があるから、力を見せるいい機会になる」と腕をぶす。長打力不足のオリックスを救済できるか、期待が懸かる。

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