大引 亡き父へ捧げる安打「教育者として、僕を大きくしてくれた」

[ 2016年5月7日 20:35 ]

セ・リーグ ヤクルト10―6ヤクルト

(5月7日 甲子園)
 父親を亡くしたヤクルトの大引が2試合ぶりに先発出場し、同点の7回1死一、二塁からの中前打で一挙5点の猛攻を演出し「気持ちで打った」と話した。

 大阪で通夜の営まれた5日は横浜での試合後に移動し、夜通し寄り添って別れを告げたという。6日は試合途中に合流し、9回に代走で出場していた。

 父の正次さんは、大引が法大で活躍した時期は毎週のように大阪から神宮まで車で応援に駆けつけ、昨秋の日本シリーズも観戦に訪れた。「教育者として、僕を大きくしてくれた。父親がいなかったらプロ野球選手になれていなかった」としみじみ語った。

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2016年5月7日のニュース