国学院大 完全V見えた 3年・諸見里リーグ戦1号、勝ち点4

[ 2016年5月7日 05:30 ]

<国学院大・専大>6回に左越え3ランを放ち生還する国学院大・諸見里(左)

東都大学野球第4週最終日 国学院大9―3専大

(5月6日 神宮)
 第4週未消化分の3回戦1試合が行われた。国学院大は、6回に諸見里匠内野手(3年)がリーグ初本塁打となる左越え3ランを放ち、9―3で専大に快勝。2勝1敗で勝ち点4とし、10年秋以来11季ぶりの優勝へ大きく前進した。優勝争いは国学院大、東洋大、亜大の3校に絞られ、国学院大は17日からの第7週で東洋大から勝ち点を挙げれば、勝ち点5の完全優勝が決まる。

 諸見里は跳びはねながらナインとグータッチを交わした。4―3の6回2死一、二塁からリーグ戦初アーチとなる左越え3ラン。4回2死満塁で中飛に倒れていた3年生の4番打者は「借りを返そうと、がむしゃらに打った」とほほ笑んだ。

 沖縄尚学では主に1番を務め、3年春夏に甲子園出場。今年の春先はオープン戦で結果を残せなかったが、鳥山泰孝監督から「体を開かずにバットをスムーズに出せ」と指導を受け、徐々に復調。今季は第2週から4番に座り、「全員良い感じで打てているから楽に入れる」と平常心で打席に立つ。チームは11安打で9点を奪い、守備は無失策。11季ぶりの優勝をはっきりと視界に捉えた。

 指揮官が「一戦必勝。ここからです」と言えば、諸見里も「気持ちをぶらさず、優勝してホッとしたい」と気を引き締めた。 (青木 貴紀)

 ▼専大・斎藤正直監督(2季ぶりの優勝の可能性が消滅)しょぼくれている場合じゃない。次につなげたい。狙いは勝ち点3です。

続きを表示

この記事のフォト

2016年5月7日のニュース