青学大・徳本が逆転三塁打! 立正大の胴上げ阻止

[ 2016年5月4日 12:54 ]

東都大学野球2部春季リーグ戦 青学大5─1立正大

(5月4日 神宮)
 青学大が執念の逆転勝ちで立正大に雪辱し、胴上げを阻止した。

 序盤は立正大のプロ注目・堀誠投手(4年、日本航空)に6者連続空振り三振を喫すなど苦しんだが、1点を追う8回、9番・徳本健太朗外野手(2年、龍谷大平安)が逆転の右中間適時三塁打。さらに相手のミスも重なって、打者一巡の猛攻で5点を奪取。立正大に今季初めて土つけた。「押せ押せだったので、気持ちで負けないようにと思って打撃に入った。うれしいです」。

 龍谷大平安3年春のセンバツで初優勝。1番・中堅として大きく貢献し、プロからも注目を集めた。同校の原田英彦監督とは現在も電話やメールをやりとりしている。当時は「こんなに怖い人、この先会わないんじゃないかと思った」ほど怖い存在だったというが、「引退してから仲良いですね。こんなこと言ったら怒られちゃうかな」と笑う。

 高校時代に出場した明治神宮大会と昨年の2部リーグ戦以来となる神宮でのプレー。「神宮でできることは素晴らしいこと。ここでずっと試合していたい。なんとしても1部に上がりたい」と力を込めた。

 善波厚司監督も「奇跡が起きた。徳本が良く打った。その前に代打の丹治が良くセーティを決めてチャンスを作ってくれた。スターはいないけど、力を合わせてまとまれる力が今年はある」と称えた。

 一方、敗れて胴上げがお預けとなった立正大の坂田精二郎監督は「投手が頑張っていたんだから、援護しなくては。負けて気づくこともある。明日また頑張りたい」と切り替えていた。

続きを表示

2016年5月4日のニュース