黒田 ライナー左足直撃で緊急降板 10日に状態判断

[ 2016年4月10日 06:31 ]

<神・広>4回2死、ゴメスの打球を足に当てた黒田

セ・リーグ 広島6-2阪神

(4月9日 甲子園)
 広島・黒田がまたアクシデントに見舞われた。4回2死無走者でゴメスのライナーが左足のアキレス腱上部を直撃。跳ね返った打球をルナが処理して攻守交代となり、直後の5回の打席で代打が送られた。

 帰途では開口一番、「まさか、また折れているとはね」と笑った。アイシングした左足を引きずりながらも階段通路を自力で上り下りし、「筋肉の部分なので固まると可動域が出なくなる。次また手術してどうか…というところ」とジョークで締めた。

 日本球界復帰後初の完封勝利を飾った前回2日の巨人戦(マツダ)から中6日。序盤3回までは3者凡退を重ねる完璧な投球が暗転したのは4回だ。先頭・高山に右前打され、続く江越に初球スライダーを被弾。直後に奇禍は起きた。

 「4回だよね。本塁打(の球は)は失投。また次に向けて調整したい」

 3月6日の西武オープン戦でも左足くるぶしに打球を当てていて、緒方監督は心配顔だ。「当たり所が悪かったし、投げられそうになかったのでね。次の登板が心配…」。病院に行く予定はなく、10日以降の状態を見て今後の予定を判断する方針だ。(江尾 卓也)

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2016年4月10日のニュース