ローラ似の慶大・柳町 9年ぶり1年春開幕戦アーチ

[ 2016年4月10日 05:30 ]

大学初本塁打の記念球を手に笑顔をみせる慶大・柳町

東京六大学野球第1週第1日 慶大11―1法大

(4月9日 神宮)
 慶大のルーキーが鮮烈デビューだ。7―0の6回2死一塁。柳町達外野手(1年)が谷川のスライダーを右翼席に運び、今春リーグ戦第1号となる2ラン。1年春の開幕戦アーチは07年原(早大)以来9年ぶりで「初めての神宮で結果を出せて楽しかった」と笑った。

 中学2年時に取手シニアで全国制覇を経験し、慶応高では1年春から出場した。高校時代は三塁手だったが、慶大では3月から外野に挑戦。主将・重田とレギュラーを争うが「センスの塊」と評する大久保秀昭監督に「7番・中堅」で抜てきされ、2回の初打席で中前打を放つなど2安打3打点で期待に応えた。

 「口元がタレントのローラ似と言われたことがある」と照れる18歳。「記念球は親に渡そうかな」と喜び、偉大な先輩の「高橋由伸さんのようになりたい」と目を輝かせた。慶大の新たな左の長距離砲として名を刻んでいく。(青木 貴紀)

続きを表示

この記事のフォト

2016年4月10日のニュース