ロッテ17点大勝で単独首位!細谷5の5、ナバーロ代役から主役に

[ 2016年4月8日 07:33 ]

<ソ・ロ>勝利しハイタッチする細谷(右から2人目)らロッテナイン

パ・リーグ ロッテ17―8ソフトバンク

(4月7日 ヤフオクD)
 試合後のロッテ・伊東監督は「いろいろありすぎて何から話したら…」と笑みをこぼした。3日ぶりの単独首位。開幕3戦3勝の涌井は通算111勝目で初体験の「6失点勝利」だった。

 エースを強力援護した打線の猛打。今季両リーグ最多、そして05年5月1日の15点を上回りヤフオクドームでの球団最多となる17得点で大勝した。

 2―3の5回1死満塁。細谷の中越え2点適時二塁打で逆転すると、火が付いた打線はこの回一挙7得点で勝負を決定づけた。細谷はプロ11年目でともに初となる5安打5打点と爆発し、打率・432は堂々のリーグ1位に躍り出た。「まだ4月ですから」と笑うが、ナバーロの4週間出場停止で空いた内野の1枠を埋めてあまりある活躍だ。「熱く冷静に」と繰り返す28歳は「(ナバーロが)いないうちにアピールするのが大事」と危機感をのぞかせた。

 2戦連続アベックとなる「アジャパイネ弾」も飛び出した。6回にデスパイネが右中間へ2号2ランを放てば、9回には「アジャ」こと井上が左中間に2号2ラン。ブレーク中の癒やし系コンビが仲良く4打点を挙げた。井上はプロ初の2戦連発で「とにかく、この調子を続けたい」と意気込む。昨季リーグ最少タイの85本塁打だった打線が11試合でリーグ最多10本塁打。力強さを感じさせる進撃だ。  (渡辺 剛太)

 ▼ロッテ・涌井(今季初の中5日先発。今季チーム初の被本塁打を記録するなど苦しんで3勝目)負けに等しい。良かったのは勝ったことだけ。

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