早大・石井主将 3季連続Vへ気持ちは挑戦者、首位打者にも意欲

[ 2016年4月8日 17:03 ]

春季リーグ開幕に向けて意気込む早大・石井主将

 東京六大学野球の春季リーグが9日に開幕する。昨年、春秋リーグ連覇と全日本大学選手権優勝の3冠を達成した早大は、開幕戦で東大と対戦する。この日は東京都西東京市のグラウンドでノックや打撃練習で調整。今秋ドラフト候補に挙がる石井一成内野手(4年=作新学院)は「楽しみです。挑戦者として一戦一戦、戦っていきたい」と3季連続リーグVに向けて気持ちを高ぶらせた。

 早大は昨秋までリーグ最長となる同一チームから4季連続で首位打者を輩出しており、石井も「目指すところはそこ(首位打者)」ときっぱり。主将を務め、さらに打順は「いままで縁がなかった」という4番に座るが「プレッシャーはあるけど、それもやりがい。打てばチームが勢いづく」と主砲としての自覚も芽生えている。 

 高橋広監督(61)は「チーム全体としては故障者もなく、順調に仕上がっている。専守防衛で守り勝ちたい。中沢(彰太、4年=静岡)と石井に託す。この2人の頑張りでチームが変わる」と期待を寄せる。

 昨秋は明治神宮大会決勝で亜大に敗れ、東京六大学勢史上初のグランドスラム(4冠)にあと一歩届かなかった。50メートル6秒0の石井は「隙があれば盗塁して足でもアピールしたい。チームとしては4冠を目標にやっていきたい」と宣言。俊足巧打の4番が先頭に立ち、チームをけん引する。

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2016年4月8日のニュース