大勝呼んだ西武・秋山の初回二盗 苦手ディクソンを攻略

[ 2016年3月13日 08:40 ]

<西・オ>初回無死一塁、二盗を決める秋山

オープン戦 西武12-1オリックス

(3月12日 西武D)
 西武・秋山の初回の二塁盗塁が12得点の大勝劇の呼び水となった。四球で出塁すると、続く栗山の初球に絶好のスタートを切った。先発ディクソンは顔を一瞬ゆがめた。

 橋上作戦コーチは「本当にいいスタートを切ってくれた。あの盗塁の後、クイックは速くなったが、制球は乱れていた。数%でも走者に意識がいってくれれば、打者も球種が絞りやすくなる」と話した。この回、2番の栗山から4本の安打が生まれた。

 先発ディクソンには昨季チームの対戦打率・185に封じられた。しかも、2週間後に控えた開幕カードの相手で、3連戦ではディクソンの先発が予想される。開幕前哨戦ともいえる試合で、制球力のある右腕は3回、5四球と崩れた。

 人工芝を張り替えた本拠・西武プリンスドームでの初のオープン戦。秋山は「去年よりクッション性がある。程よい硬さで、膝や腰にも負担が少ないかもしれない」と語る。昨年はシーズン216安打の日本記録をつくった秋山だが、17盗塁にとどまった。「早いカウントでいこうと思っていた」という意識がさらに高まれば、強力打線の潜在能力をさらに引き出すことができる。(倉橋 憲史)

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2016年3月13日のニュース