ロッテ11年目細谷 逆転サヨナラ勝ち呼ぶアーチ、開幕1軍濃厚

[ 2016年3月13日 19:20 ]

<ロ・オ>9回裏、無死一塁から左中間に1点差と迫る2ランを放ちベンチに迎えられる細谷

オープン戦 ロッテ4―3オリックス

(3月13日 QVCマリン)
 ロッテが4―3でオリックスに逆転サヨナラ勝ちした。3点を追う9回に反撃の口火を切ったのは途中出場の細谷。先頭の鈴木が四球で出塁すると、「四球で出てくれたので、初球にストライクが来ると思った」と初球を振りぬき、左中間席へ運んだ。オープン戦2号。8日の日本ハム戦(QVCマリン)では8回先頭で代打出場し、初球をとらえ左越えソロを放っている。「ファーストストライクを打ちに行けている」と振り返った。

 11年目の28歳。勝負強い打撃で昨季イースタン・リーグで62打点を挙げ、打点王に輝いた。石垣島キャンプ打ち上げとなった2月19日には伊東監督が「細谷がいいアピールをしてくれた。いいものを出してくれた」と、名前を挙げていた。内野手登録だが、キャンプから左翼の練習を多くこなし、オープン戦は途中出場を含めて全10試合で左翼を守っている。「基本的には外野だけど、出ろと言われた場所で出る」と細谷。開幕1軍が濃厚となった。

 3―3の9回1死満塁からは吉田が左越えサヨナラ打。「外野フライを打とうと思ってああいう打球が打てたので、オープン戦とは言え良かった。このまま結果を出していきたい」と満足そうだった。試合前までオープン戦のチーム打率は12球団1位の.293。競争の激しい打線は好調をキープしている。

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2016年3月13日のニュース