プロで再会願い…中田が後輩に贈る言葉「野球とは一生の宝であり一生の苦」

[ 2016年3月13日 08:30 ]

<神・日>2回無死、中田は左越えソロを放つ
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オープン戦 日本ハム1-0阪神

(3月12日 甲子園)
 2次キャンプを行った沖縄を離れる2月28日。春の訪れを待たずに、日本ハム・中田にはある別れがあった。

 1次キャンプ地のアリゾナから打撃投手として招待参加していた上條優太さん(24)。日本ハムと打撃投手の契約を結ばず、現役にこだわり所属先のルートインBCリーグ・石川に戻ることを決断した。

 アリゾナでは「土地勘がない」と嘆いた中田だが、年下の上條さんを食事に積極的に誘い、休日にはショッピングに連れ出し、おそろいのセーターもプレゼントした。チームに溶け込んでもらいたいという、年下思いの中田らしい優しさだった。

 別れの前日。中田は自身のサインに、「野球とは一生の宝であり、一生の苦である」というメッセージを添えた色紙を上條さんに贈った。「(BC石川では)練習生になりました。そこから頑張ってはい上がります!」と上條さん。プロの舞台で再び会える日を私も願う。

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