小豆島 島民2000人大移動へ フェリーは特別チャーター便、夜中出発

[ 2016年3月12日 07:05 ]

対戦が決まり、握手をかわす釜石・菊池主将(左)と小豆島・樋本主将

センバツ組み合わせ決定

 小豆島の樋本主将は同じ21世紀枠の釜石と対戦が決まり「注目される中で試合ができる」と胸を躍らせた。だが、その後にさらなるサプライズが待っているとは…。

 選手宣誓の大役を担い「やっちゃいました」とつい本音を漏らしたが「小豆島らしい言葉など入れてしっかり頑張りたい」と決意を固めた。

 初戦が午前9時開始の第1試合に決まり、島民約2000人で結成される応援団はすぐに対応に動いた。甲子園までの移動に5時間以上かかるため、小豆島から高松へ向かうフェリーの定期便は午前5時30分始発で試合開始に間に合わない。そのため特別チャーター便で夜中のうちに出発することを決めた。高松港からはバスで移動する。

 「島の方々、応援してくださる人に喜んでもらえるようなプレーをしたい」と樋本主将。全員が島出身選手17人。「34の瞳」が島民の声援を受けて甲子園で躍動する。

 ▼琴勇輝(小豆島OB。13日初日の大相撲春場所に自己最高位の東前頭筆頭で臨む)野球部にも援護射撃できるように頑張りたい。

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