巨人ドラ1桜井肝っ玉!ゴジラの内角「バンバン攻めた」

[ 2016年2月8日 05:30 ]

ブルペンで投げ込むドラフト1位の新人・桜井

 ドラフト1位・桜井(立命大)にキャンプ前から熱望していた瞬間が訪れた。ブルペンで22球を投じた後。見守っていた松井臨時コーチが、バットを手に打席に立った。「緊張した。大きかった。体以上にオーラが凄かった」。だが、物おじはしない。今キャンプ4度目の投球練習で、初めてスプリットを試した。

 大学4年時に習得した決め球。内角低めを突くと松井コーチが思わず足を引いた。「勝負球で使える」と確信を得ると、カーブでも膝元を攻める。後退した同コーチが「大丈夫。遠慮なく投げ込んで。当ててもいいよ」と声を掛けると、さらに2球続けてカーブで内角を攻めた。計38球。持ち球をすべて試した。

 外角低めの直球に思わず「ナイスボール」とつぶやいた松井コーチは、「力もあったし変化球も切れていた。低めに来ていました」と賛辞を贈った。13日の紅白戦で実戦デビューが決まった右腕。「当てるのはまずいと思ったけど、強気じゃないと打たれる。内をバンバン攻めた」と強心臓が光った。(神田 佑)

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2016年2月8日のニュース