米グラウンドキーパーの異文化理解に感服「何でもやるよ」

[ 2016年2月8日 09:50 ]

大谷の投球後にマウンド整備するグラウンドキーパーたち

 ブルペンを整備していたグラウンドキーパーたちの手が止まった。7投手が同時に投げられるマウンドをきれいにしていたが、全体練習が終わってから、再び大谷がブルペンに戻って投球練習を始めた。そんな光景を目の当たりにし、マイカ・ナフレさん(19)は「メジャーリーガーが全体練習を終えてから個人で投球するなんて見たことがない。でも、日本人がやっているところはよく見るよ」と感心する。

 米国流の練習方法ならば、グラウンドキーパーの仕事も早く終わるが、彼らが嫌な顔をすることはない。マイカさんと同じくピオリア市から派遣されているライアン・ハウスローさん(23)は「日本人は僕らの仕事をリスペクトして、いつも“ありがとう”と言葉をかけてくれる。彼らのためならば何でもやるよ」と笑ってくれた。キャンプの舞台裏に、こんな現地の人たちの奮闘もある。(横市 勇)

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2016年2月8日のニュース