長打狙いで打撃崩した昨季…ソフトB内川 原点回帰で新4番像を

[ 2016年2月3日 05:30 ]

体勢を崩しながらフリー打撃する内川

 天性のバットコントロールで、打球は次々とヒットゾーンへ飛んだ。ソフトバンク・内川が初の屋外フリー打撃で60スイング中、44本の安打性の打球を披露。柵越えは4番を争う柳田の8本に及ばず6本だったが、驚異の打率・733で対抗し、「感じはいいですね」と手応えを口にした。

 4番を任された昨季は長打を狙うあまり打撃を崩し、打率・284で連続3割が7年でストップした。「去年は打球の出ていく角度を変えようとした」が、今年は原点に戻る。「自分の打撃はこうだとやった上で、それが4番に合うのか考える。違えば4番を打たなければいい」と吹っ切れた様子で続けた。

 明らかなボール球に手を出す、新たな試みも行った。「打てる範囲が広がるのはいいこと。基本的にボールに対し、バットがどう反応するかを見ている。まだ面白がっている段階です」。ヒットにできる範囲がさらに広がれば夢も膨らむ。日本人の右打者が達成していないシーズン200安打について「これまでいないので目指したい」と意欲を見せた。4番の座を守るとともに偉業にも挑戦する。 (福浦 健太郎)

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