中日新助っ人ビシエド 驚がく6連発 巨人警戒「ルナより確実に上」

[ 2016年2月3日 06:48 ]

柵越えを連発したビシエドは「本番でも頼む!」とドアラに抱きつかれる

 メジャー通算66本塁打の実力。そして左キラーぶりをいきなり見せつけた。中日の新外国人ビシエドが初めて屋外でのフリー打撃に臨み、48スイングで9本の柵越え。キューバ出身の右の大砲は左の打撃投手に対して驚がくの6連発を放った。

 「本塁打を打とうとしたわけではないが、しっかり捉えられた」。最後の一発は特大の130メートル。右の打撃投手からライナーで中堅スタンドに叩き込み「きょう一番好きな打球」と胸を張った。

 昨季は3A(2球団でプレー)にとどまったものの、12年にはホワイトソックスで自己最多の25本塁打をマーク。ルナが広島に移籍し、新4番候補として年俸1億7000万円で入団した。まだ26歳のパワフルな打撃を見守った谷繁監督は「軸がしっかりして、インサイドのさばきもうまい」と高く評価。視察した巨人の中里スコアラーは「パワーだったらルナより確実に上。軽く打ってもしっかりミートできている」と警戒心を強めた。

 昨季、対左投手のチーム打率はリーグワーストの・240。3年連続Bクラスからの上位浮上に向け、ビシエドの存在は頼もしい限りだ。

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