球界に衝撃…清原容疑者と親交あった元選手には警察から電話も

[ 2016年2月3日 06:28 ]

覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された清原容疑者
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 深夜に飛び込んだ清原容疑者の現行犯逮捕の一報。清原容疑者の西武入団時のエースで、監督と選手の立場でもともに戦った東尾修氏(スポニチ本紙評論家)は「1月11日の名球会イベントにも元気に参加してくれ、しかも先輩に“お疲れさまでした”“ありがとうございました”と丁寧に頭を下げていた。一時期の元気がなかった姿とは違って、本当に変わったなと自分のことのように喜んでいたのに。一報を聞いて、ただ、ただ、ビックリしている」と話した。

 米国アリゾナ州ピオリアでキャンプを張る日本ハムの関係者にも伝わった。木田優夫GM補佐は「コメントのしようがない。今はアリゾナにいるので言えることはないです」と困惑気味に話した。また、PL学園の同期であるオリックス・内匠政博スカウトは「ビックリして、何も言いようがありません」と動揺を隠せなかった。

 清原容疑者は1月11日の名球会イベントで巨人時代の恩師・長嶋茂雄氏から「野球人生はこれからだ」と激励してもらい感激。盟友でもあった佐々木主浩氏との対戦では安打を放ってガッツポーズをし、「平成の名勝負」を繰り広げた野茂英雄氏のトルネード投法をベンチで動画撮影するなど、明るい笑顔に名球会会員も「入団当時の清原が戻ってきた」と安どの表情だった。

 その一方で、08年の現役引退以降は、薬物疑惑が付いて回っており、距離を置く球界関係者も多かった。清原氏と親交のあった元選手は警察から電話で「清原さんと交友のある○○さんという方、ご存じですか」と聞かれたこともあった。人気も実績もあった清原容疑者だが、指導者として声が掛かることはなかった。

 昨年11月には巨人3投手による野球賭博問題で球界が揺らいだばかり。プロ野球界にはさらに厳しい目が注がれる。

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