西武・山川 打撃も“ピアノタッチ”で おかわりお手本に

[ 2016年1月3日 05:30 ]

特技のピアノの演奏を披露する山川

 西武の山川が「ピアニスト打法」で1軍定着を目指す。西武所沢店で行われたトークショーに田辺監督、高橋光とともに参加し、指揮官の指令を受けて特技のピアノを披露。映画「菊次郎の夏」のテーマ曲「Summer」と、クラシックの定番「カノン」を楽譜なしで情緒豊かに弾いた。

 体重100キロの巨漢からは想像できない腕前に田辺監督は感服しつつ「打撃は荒っぽいので、いかに力を抜いて遠くに飛ばせるか。ピアノのように軽いタッチでね。フォルテシモ(とても強く)だけでは疲れる。中村といういいお手本がいるんだから」と注文をつけた。的確な助言に山川も「本塁打を打てる時ほど力が入っていない。力を抜きます」と納得顔だ。

 「おかわり2世」と呼ばれ、1年目の14年にイースタン・リーグで本塁打王(21本)に輝き、1軍でも2本塁打。だが昨季は代打での1試合のみで「(今季は)ずっと1軍にいて2桁本塁打」と目標を掲げた。小学6年から始めたピアノは独学でマスター。野球漫画「ドカベン」の殿馬ばりに週2、3回は自宅の電子ピアノで練習する「芸術家肌」だが、体形通りに山田太郎ばりの「本塁打アーチスト」になる。 (重光 晋太郎)

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2016年1月3日のニュース