永久追放ローズ氏の処分解除要請を却下「更生証明できなかった」

[ 2015年12月16日 05:30 ]

ピート・ローズ(AP)

 大リーグ機構(MLB)は14日、野球賭博への関与で永久追放処分を受けているピート・ローズ氏(74)の処分解除要請を却下すると発表した。

 ロブ・マンフレッド・コミッショナーは声明の中で「過ちを犯した事実を受け入れ、処分につながった環境から距離を置くなど積極的に更生していることを証明できなかった」と説明。現在も合法ながら野球を含めたプロスポーツや競馬などのギャンブルを行っていることを指摘し「大リーグの品格を守るためには容認できないリスクがある」とした。

 ローズ氏はメジャー歴代最多の通算4256安打を誇りながら、レッズ監督時代の85~87年に野球賭博に関わったとして89年に永久追放処分を受けた。今年2月に2度目の処分解除を要請し、9月のコミッショナーとの面談、再調査などを受けていた。ローズ氏の弁護士は15日にも会見を開く予定だという。

続きを表示

この記事のフォト

2015年12月16日のニュース