阪神・福原 6年連続50試合登板へ自然体 40歳シーズンでは史上初

[ 2015年12月16日 05:30 ]

恒例のトークショーに参加した福原(左)と福留

 阪神の福原忍投手(38)が来季は球団最長の6年連続50試合以上登板へ、自然体で臨む構えを示した。

 「(今季は)1試合1試合投げて、その積み重ねの結果。“ああしておけば良かった”と反省することはありますが、満足するとかはない。自分で何試合投げるとかもないですし、(来季も)しっかり準備をして調整して、やるだけです」

 チーム屈指の貢献度だった今季は、セットアッパーとしてフル回転。プロ17年目で自己最多61試合に登板し、39ホールドポイントを記録。2年連続で最優秀中継ぎ投手賞を獲得、昨年の福原自身を超えて球団最年長のタイトルホルダーを更新した。これで、50試合以上に登板したのは5年連続で、阪神では56~60年の小山正明、97~01年の伊藤敦規に並んだ。今月28日に39歳となり、来季40歳シーズンでも50試合以上に登板すれば、プロ野球史上初めてだ。偉業が懸かるが、「1試合1試合、やるだけです」と目の前の試合に集中する。

 2年間、守護神を務めた呉昇桓の流出で、一時は抑え候補の一人として名前が挙がったが、マテオ獲得が濃厚となり、来季もセットアッパーが基本線となる見通し。「言われたところで、やれと言われたところでしっかり、やりたい」。安定感抜群の生え抜き右腕が、勝利の方程式の一角を担う。

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2015年12月16日のニュース