金村コーチ 若手育成&鉄壁の救援陣確立決意「投手陣のアニキに」

[ 2015年11月4日 05:36 ]

1軍投手コーチに就任し、会見で意気込みを語る金村投手コーチ

 新任でブルペン担当を見込まれる金村曉1軍投手コーチ(39)が3日、高知県安芸郡芸西村の宿舎で会見し、ベテランと若手を融合した鉄壁の救援陣確立を誓った。

 「年間を通してパフォーマンスを出せるような最強のブルペンを作りたい。福原を60試合も投げさせるのは酷。(若手で)勢いのある投手が出てきてくれたら。ベテランをおびやかす存在を5人ぐらい作りたい」

 阪神でも現役時代を共にした福原とは同世代。厚い信頼を寄せる一方、「パ・リーグは150キロ投げるピッチャーが多くいるけど、阪神はそういうタイプはいない。抑える術というか、頭を使って投げるピッチャーを作りたい」と若手育成の必要性を強調した。

 「僕も気持ちは若いのでね。投手陣のアニキになれるように」。指導役だけでなく、若手の相談役などマルチな働きにも期待が寄せられる。

 ◆金村 曉(かねむら・さとる)1976年(昭51)4月19日生まれ、宮城県出身の39歳。仙台育英から94年のドラフト1位で日本ハム入団。98年の最優秀防御率や、02年から4年連続で2桁勝利と活躍した。07年オフにトレードで阪神移籍。10年の退団まで通算271試合で89勝81敗2セーブの防御率3・89。11年BCリーグ信濃に入団、同年限りで現役引退した。

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2015年11月4日のニュース