慶彦コーチ 星野コーチを“担ぎ出して”特打「アイシングしてもらうよ」

[ 2015年11月4日 08:20 ]

奥浪にイスに座ってティー打撃をさせて、ヒントを与える高橋打撃コーチ(左)

 慶彦塾第3弾だ!独特の練習方法で打撃向上を目指すオリックス・高橋慶彦打撃コーチ(58)が3日、星野伸之育成コーチ(49)を“担ぎ出した”。特打メニューの際に打撃投手としての登板を依頼。現役当時の武器だった魔球スローカーブを2年目の若月の特訓に活用した。

 野手出身の打撃コーチの打撃投手役はあっても投手部門のコーチは珍しい。特に星野コーチは独特のカーブを武器に通算176勝を挙げたエース左腕。その伝家の宝刀を惜しまず直球も交えて約100球を投げ、「打撃コーチからの要望があったんじゃない?久しぶりにカーブを投げた。アイシングしてもらうよ」と13年の春季キャンプで打撃投手をして以来の“登板”に笑顔だった。

 高橋コーチは「誰でもいいんだよ」とはぐらかしながらも、「選手も打撃の引き出しが多くないとな。まずは興味を持ってもらいたい」と説明。若月は「ビックリしましたけど、僕のためにやって頂いたのなら、ありがたいです」と喜んだ。同じく2年目の奥浪には椅子に座ったままのティー打撃でヒントを与えるなど指導法は多種多彩。「正しいフォームで数多く打つ」ことをテーマに慶彦塾は4日も続く。

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2015年11月4日のニュース